ルーティンを生きていると、感情が一定になりがちなので
時々、感動したり、よくも悪しくも泣いたり、嬉しい、悲しい、美しいと感じることが必要だなぁと思ったりする。
ブログを書いている今も、ステラ先生が横で
「感動することが必要だとは思っているんですけどね。」とつぶやいている。
感情が仕事に直結することに携わっている人間は、定期的に涙を流すべきなのかもしれない。
年を重ねると、うまい具合に鈍感になっていくので
衝撃を受けるってのはいわゆるショック療法みたいなもの。
そんな最近の工房主のショック療法は歌舞伎だった。
観に行ったのは石川五右衛門。
めっちゃめちゃ面白かったです。
特に、五右衛門が去っていくシーンは目がハートになりながら追いかけましたよ。
舞台美術、音楽、衣装、そして昔から続く歌舞伎のルール。
江戸時代のエンターテイメントってのもこっくんこっくんと深くうなずいてしまう。
又、一部と二部の間で広げるお弁当も、なんか粋。
ちょっと敷居が高く見える歌舞伎鑑賞だけど、元々は庶民の楽しみだったはず。
なんだか、江戸文化って粋で素敵。
もう一つのショック療法は大学時代の先輩の個展。
絵画一筋で来た先輩。
大学を卒業して何年たってもブレないかっこよさ。
年に1回銀座のギャラリーで発表し続けている芯の強さも、
毎年パワーアップしていくクリエイティブさも
在学中からその背中を追いかけてんのに、まだまだ追いつけない。
もう終わっちゃいましたが。

ステラ先生のショック療法はというと、
大人の為の人形劇だったそう。
人形を通して見る世界観、声色、大人になった今だからこそ感じる
演劇の質の高さ。
すごく感動したって話していました。

さ、さ、これからもアンテナをぴんと張って
感じていきたいです。
美しいとか、素晴らしいとか、もちろん悲しいとか、うらやましいとか
すべてひっくるめて生きてるって証拠。
これからも人間臭く、泥臭く。
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